世界最大級のLNGタンカーが入港可能な桟橋と
大型LNGタンク2基を有する
北部九州におけるエネルギー広域供給拠点です。
ひびきLNG基地は、世界最大級のLNGタンカーが入港できる桟橋を備えたLNG基地です。
近年、ますます大型化するLNGタンカーの受入に幅広く対応できることから、LNG調達での自由度向上とコストの低減に寄与することができます。
タンクは容量が18万klで外径約83m、高さ約54mあります。タンク2基で一般家庭80万戸が1年間で消費する量のLNGが貯蔵できます。
LNGタンクは本体と防液堤を一体化した形式で、安全性に優れています。また、タンクは二重殻構造であり、内槽には低温に強い9%Ni鋼を使用しています。
環境に優しい天然ガスを西部ガスのパイプラインネットワークを通じて、安定的かつ効率的に供給する基点となります。
また、北部九州の他ガス事業者様や産業用のお客様の旺盛なクリーンエネルギー需要に応えられる、国内でも有数のLNGローリー出荷設備を備えた天然ガス広域供給拠点となります。
事務所棟で使用する電力に太陽光・風力・水力などの自然エネルギーを有効利用します。
電力が余るときや不足するときは、蓄電池を活用します。
また、燃料電池や太陽熱を給湯に使用するなど、省エネ・CO2削減に努めています。
中国・アジアに近いLNG基地という利点を活かして、LNG船やISOタンクコンテナによる海外へのLNG再出荷を2020年より実施しています。LNG船のタンク内を冷やすガスアップ・クールダウン作業を2017年より実施しています。
管理センターにて、24時間365日体制で都市ガスの製造・送出状態を監視し、また設備の点検や保守業務をガス事業法に基づき日々行い、保全を確認しています。
津波による浸水対策として下記の対策を実施しています。
1.立地関係
■基地の敷地を海抜5.2mに設定し、重要設備のエリアは敷地より0.7m嵩上げ
■設備の海側に高さ1.8m防潮堤を整備、さらに防潮林を基地全周2,300mに巡らす
2.電源関係
■特別高圧は2回線(常用線、予備線)を用意
■非常用発電機は天然ガスでも稼動可能
※国(政府)の有識者検討会が2014年8月26日に発表した「日本海の大規模地震で発生する津波想定」によると、北九州市の津波高は3.1m
ひびきLNG基地
福岡県北九州市若松区向洋町20-1
約326,000m²
180,000KL × 2基
55t/h × 3基
(1基は高中圧兼用の予備)
50t/h × 2基
950t × 4基
1式
1式
12口
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